「いろいろあった」が「忘れた」
4年前の2019年7月2日は曇りで26℃の火曜日、母が施設に3回目の入所をして89日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、挨拶をすると「今日はいろいろあった」と口にしました。
いつものように着替えながら話をしようと母を連れて部屋に行くと、ちょうど少し日が差してきたところでした。
明るくなってきた部屋で話を始めると、母は「今日は歯医者が来ていた」と話してくれました。
それに続けて「そろそろ髪を切りたい」と言っていて、私は『来週辺り予定があったな』と思い出しました。
そろそろ入所して一年になる母は、施設に来る様々な業者のこともよく知っていました。
また「今日のリハビリはたくさん人がいた」とのことで、母は「そのせいか適当にやらされた」と、少し愚痴っぽく言っていました。
いずれにしても今後リハビリの回数が減ることを、母が不安に思っているのは間違いがないようでした。
そこで私が「リハビリが減ったら何か他の運動を考えないといけないね」と言うと、母は「そうだね」と頷いていました。
そして食事の話では「玉子焼きがおいしかった」と言いながら「オムライスの皮のように薄かった」と笑っていました。
最後に、母が挨拶代わりに言っていた「今日はいろいろあった」という内容について尋ねてみました。
すると母は「忘れた」と笑っていましたが、この日も元気な声でたくさん話をしてくれました。
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