「隣の人はパン」
4年前の2019年7月31日は晴れて34℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして3日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、外の暑さに比べて室内がとても涼しく感じられました。
先日まで入院中していた病院の窓から外の景色が見えていたので、このころの母は外を見ることが楽しみになっていました。
そのため、この日も母を連れて9階の面会室に行って、西向きの窓から外を見ながら話をすることにしました。
母の話では、この日も体調は良いとのことでしたが、前日同様に朝測定した血圧が高かったということでした。
血圧を測った看護師さんに「気分はどう?」と尋ねられたそうで、その時に母は「高かったのかな、と思った」と話していました。
特に気分が悪いことはなかったということでしたが、その一言はかなり気になっている様子でした。
それでも朝食後にはトイレに行って便通もあったとのことで、普通の生活に少しずつ戻れている実感があるとのことでした。
ただ少し気になってきたのが、母の話の中に施設でのことに対する批判のようなものが出てきたことでした。
それは例えば、母の食事制限が退院後に更に厳しくなったようで「病院の方がおいしかった」と口にするようになりました。
以前から病院の食事がおいしいとはよく言っていましたが、施設で露骨に言うことはなかったように思います。
この日も「隣の人は3食ともパンだ」と、パン好きな母の不満そうな言葉が印象に残りました。
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