「言いたいことを忘れた」
4年前の2019年6月25日は晴れて28℃の火曜日、母が施設に3回目の入所をして82日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、前日に続いてオレンジ色のカーディガンを着ていました。
この日もいつものように部屋に行って着替えをしながら話をすることにしました。
母は「最近暑くてよく眠れない」と言っていて、「今朝も寝汗を掻いたので肌着を替えた」ということでした。
そのように寝不足気味と言われると、いつもよりも少し顔がむくんでいるようにも見えました。
ただ、この日はリハビリも無く一日まったりと過ごしていたようですので、そちらの影響も否定できませんでした。
実際に、話をしているうちに徐々に声にも力強さが出てきたようでした。
脚のむくみを見てみると、それまでとほとんど変化は無さそうで、そう思うと顔のむくみも気にならなくなってきました。
いずれにしても暑さがこたえているようで、私が持参した冷たいゼリーをおいしそうに3口ほど飲んでいました。
このころは、冷水よりも味のあるゼリーがお気に入りのようでした。
いろいろと話をした最後に母は「何か言いたいことがあったけど忘れた」と、苦笑いをしながら言いました。
「思い出したら言えばいいよ」と私は母に言い、『何かリハビリの代わりを考えないと』と思いながら帰途につきました。
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