『冷奴かな?』
4年前の2019年6月5日は曇りで28℃の水曜日、母が施設に3回目の入所をして62日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいましたが、その手前で二人の職員さんがベッドに寝ている入所者に対して痰の吸引をしていました。
とても苦しそうな音が聞こえて印象的でしたが、気にしないふりをして母に挨拶をしました。
母は「どこにいても暑い」と言いながら、少しバテ気味なような表情をしていました。
確かにたくさんの人が集まっているのにエアコンが効いていないという感じがして、皆さんジッと静かにしていました。
着替えながら話をすると、母は「夜中に寝汗を掻いたので、朝肌着を替えてもらった」と言っていました。
「昨日お風呂に入ったのに、身体が痒い」と、搔くような動きをしながら続けて言いました。
また、この日は午前中にタオル折りをしてからラジオ体操をしていたところ、リハビリに呼ばれたということでした。
そんな話をしながらもやはり喉が渇くようで、母は私が持参した水筒の冷水をおいしそうに2~3口飲んでいました。
その後、前日気にしていた爪を切ってあげると、母は自分でやすりの部分を使って気になるところを削っていました。
食事の話では、小さく切られた豆腐が冷たい水に入ったものがおいしかったと言い、私は『冷奴かな?』と考えてしまいました。
この日の母も元気でしたが、暑さが堪えているような様子もあったので、脱水に注意するように声を掛けてお別れしました。
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