短冊に書いた願い事
4年前の2019年6月29日は曇りで25℃の土曜日、母が施設に3回目の入所をして86日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、この日も新しいオレンジ色のカーディガンを着ていました。
このカーディガンはほとんど着てくれなかったように思っていましたが、こうして振り返ってみるとこの時期は集中して着ていたようです。
外は蒸し暑い日でしたが、室内はこの日もエアコンが効いていて涼しい中、部屋に行って着替えながら話をすることにしました。
まず、このころ気になっていた血圧を測ると190/78と、高めの数字が出たのでもう一度測って見ることにしました。
すると今度は200/86という値で、私は母に「少し高いね」と平静を装いながら言うと、母もそれ以上は聞きませんでした。
また、この日は一日中曇り空でどんよりとしているので、母は「時間の感覚がわかりにくい」と愚痴をこぼすように言いました。
その上、一日まったりと過ごしているので「頭が今ひとつスッキリしない」とも話していました。
それでもリハビリには行ったようで、その終了後に七夕の短冊に願い事を書いたということでした。
母は「『一日も早く元気になるように』と書いた」と言いました。
私が「元気じゃないの?」と尋ねると、母は「歩けなければ元気じゃない」と複雑な表情をして答えてくれました。
最後に、この日は「面会の人がたくさん来た」とも言っていて、いろいろな話をしているうちに母にも元気が出てきたように感じました。
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