『おニューの七分袖の上着』
4年前の2019年5月23日は晴れて29℃の木曜日、母が施設に3回目の入所をして49日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、食堂のテレビでは珍しく大相撲中継をやっていました。
母に挨拶をすると「午前中朝一でお風呂に入った」と教えてくれました。
入浴後には背中にたっぷりクリームを塗ってもらっただけでなく「胸の方にも男の人が塗っていた」と、笑いながら話していました。
ただ「脚には塗ったかな?」と母は首をかしげていましたが、その脚にはむくみはほとんどありませんでした。
前夜はベッドに入った後に便意を催して「おしめの中にたっぷり出た」と言い「だから問題なかった」と笑顔でした。
それもあってかこの日の体調は良さそうで、穏やかな表情とともに元気な声でいろいろと話をしてくれました。
また、この日の午後にはおやつを食べた後に、今さっきまでリハビリに行っていたと言っていました。
そして、入浴後には『おニューの七分袖の上着』に着替えていて、初めて着た母はそれを気に入ってくれたようでした。
この『七分袖の上着』はネットで私が選んだもので、長袖のものをいつも腕まくりしている母が喜んでくれると思って買ったものでした。
私が予想していた以上に母がそれを気に入ってくれたので、その後に色違いのものも購入したほどでした。
結局この服は一夏しか着ることはありませんでしたが、私はなぜかこの『七分袖の上着』を見ると母の笑顔を思い出すようになりました。
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