白いカーディガン
4年前の2019年5月8日は晴れて23℃の水曜日、母が施設に3回目の入所をして34日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、声を掛けると「リハビリから戻ったところ」と言っていました。
おやつを食べてからリハビリに行ったそうで「明日は先生がお休み」と言われたとのことでした。
この日のリハビリの最後には窓際で3回立ち上がって外を見たそうです。
「風が強くて、木が大きく揺れているのが見えた」と言っていて、相変わらず外の様子に興味が尽きないようでした。
また、私が「何かおいしいものを食べた?」と質問をすると「そうだ、言おうと思って忘れてた」と、母は大きな声で言いました。
何かと思えば「うどんが出た!」とのことで、いつものように短く切られたうどんに汁をかけて食べたということでした。
確か母はうどんをあまり好きではないはずでしたが、話のネタとしてうどんのことを覚えていてくれたのは嬉しく思いました。
そして着替えの時に、ウチから持って行った薄手の白いカーディガンを試着してもらいました。
家で母の持ち物を整理している時に、思ってもいなかったほどの数のカーディガンが見つかりました。
そこで、時季的に良さそうなものを選んで洗濯して持参したのですが、母は「薄くて少し寒い」と言い、それまで着ていた方を選びました。
「それにしてもたくさん持ってるね」と私が言うと、母は「駅前のスーパーが安くてね」と照れ笑いをしながら答えてくれました。
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