夢のような一年後
4年前の2019年5月24日は晴れて31℃の金曜日、母が施設に3回目の入所をして50日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
母のフロアにエレベーターが着いてドアが開くと、母は目の前にいて「待っていた」と言いました。
実際のところは、この日は外が暑いのでエアコンが効いているようで、動きながら居場所を変えていたということでした。
壁に二日前に書いた習字の作品が貼ってあったので見ると、『あじさい』と『かたつむり』でした。
確かに母が「筆が良かった」と話していたように、なかなかの出来映えだったように思いました。
この日のことを尋ねると、午前中にリハビリに行って午後は5月の誕生会をしたということでした。
誕生会ではケーキを食べてコーヒーを飲んだと嬉しそうに話してくれました。
そして「おいしいものが出た」と、デザートの輪切りのビワのことを報告してくれました。
この日もリハビリと誕生会で楽しんで、母は元気な声でたくさん話をしてくれました。
ところで、この日からちょうど一年前の2018年5月24日は、母が脱水状態で意識不明になって入院した日でした。
その一年後に、母がこれほど元気になって毎日を楽しく過ごしているのは、本当に夢のように感じられました。
母は「コーヒーがおいしかった」「三角のケーキにゼリーが乗っていた」と、誕生会の様子を笑顔で振り返っていました。
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