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2023年5月31日 (水)

「いい靴だね」

4年前の2019年5月31日は曇りで25℃の金曜日、母が施設に3回目の入所をして57日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

母のフロアにエレベーターが着いてドアが開くと、私の目の前に母がいました。

そろそろ私が来ると思って待っていたとのことでしたが「室内が暑くて眠くなるので動いていた」という事情もあったようでした。

この日も着替えをしながら話をするために母の部屋に行きました。

この日は午前中にリハビリがあって、その最後には3回ほど立ち上がる運動もしたということでした。

その時に窓から外を見たそうで、母は「強い風が吹いていた」と言っていました。

このころは「リハビリで外を見た」という話をよくしていて、外の景色を見ることが母には良い刺激になっているように感じました。

ですから今でも『この頃に散歩に連れて行ってあげたら良かったなぁ』と思うことがあり、おそらく母も喜んでくれたでしょう。

そしてその後には、母が私をエレベーター前で待っていた時の話をしてくれました。

母がエレベーターの前にいるとある人が「いい靴だね」と、その時に履いていた靴を褒めてくれたと、母は嬉しそうに言いました。

それは私がネットで探して母に履いてもらったもので、全体が鮮やかな水色でマジックテープの所に名字の刺繍がある介護用のものでした。

この靴は母も気に入っていたと確信していますが、そんな出来事があったからか、この日の母も元気な声で楽しそうに話をしてくれました。

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