「太鼓、大阪」
4年前の2019年3月15日は晴れて15℃の金曜日、母が3月7日に入院して9日目、この日は午後3時40分ころ面会に行きました。
母はいつもの個室でベッドに仰向けで寝ていましたが、目は覚ましていたようでした。
母は私を確認すると、少し寝ぼけたような声で「何にも聞こえないの」と最初に言いました。
それを聞いて私は『何の話かな?』と思いましたが、どうも母はラジオのことを言っていたようでした。
それに続けて母は「お昼食べたのかな?」と、横になったまま話しているからか鼻が詰まったような声で言いました。
「前、お手伝いしたところにずっといたけど、全然聞こえなかった」と、ナースステーションではラジオが聞こえなかったようでした。
母の話では、この日は食事の前後に車椅子でナースステーションに行って、自分の写真を看護師さんたちに見せたということでした。
今回の入院で車椅子を使ったのは初めてだと思いますが、「みんなで写真を見た」「お仕事は頼まれなかった」と笑顔で教えてくれました。
私が「またお手伝いできるようになるといいね」と言うと、母は「そうだね」と頷いていました。
同時に、ナースステーションではラジオが聞こえなかったと心配していたので、私は電池を替えるなどして聞こえるように直してあげました。
すると母は「良かった」と安心したように言い、大相撲中継が始まると「太鼓、大阪」と、聞こえたものを口にしていました。
「これから始まる、どうもありがとう」と母は私にお礼を言い、仰向けの胸の上にラジオを置いて「聞こえる」と確認するように言いました。
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