「桜が散っちゃうね」
4年前の2019年3月29日は曇りで9℃の金曜日、母が3月7日に入院して23日目、この日は午後3時40分ころ面会に行きました。
母のいる4人部屋の病室は、相変わらず母のところだけカーテンで囲われる感じになっていました。
この日の母は左側を下に通路側を向いて横になっていましたが、眠っていたわけでは無くラジオを聴いていました。
母に挨拶をすると「高校野球を聴いているところ」と言っていました。
そこで、この日から母が楽しみにしていたプロ野球が始まることを伝えて、ラジオの電池を替えてあげました。
また、最近はプロ野球の中継をするラジオ局も少なくなったので、チューニングも合わせておきました。
暇な時間にラジオを楽しめるようになった母は、この日も体調は良さそうでした。
カテーテルを取ってもらったそうで、看護師さんがよく来てくれるようになったと嬉しそうに話していました。
私が面会に行ったときも、ちょうど体位を変えてもらったところだったということでした。
そのためもあってか、この日も横になったまま話していましたが、意識がハッキリしていて話し声もしっかりしていました。
かなり元気になってきた母に「もうすぐ4月だよ」と言うと、母は「そうだね、いつまでも寝ていられないね」と答えてくれました。
続けて「桜が散っちゃうね」と笑顔で言い、早く退院したいというような表情をしていました。
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