『背中が小さくなったな』
4年前の2019年1月25日は曇りで10℃の金曜日、母が施設に再入所して61日目、この日は午後4時5分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、そろそろ大相撲中継が始まるラジオを聴いているようでした。
挨拶をする前にそんな母の動きや顔色を見ていると、この日も相変わらず体調は良さそうでした。
そして、ここ数日と同様に直接部屋に行って着替えながら話をすることにしました。
この日は午前中に「9階に行って何か工作の手伝いをした」と、母は教えてくれました。
母の話では何に使う物かは分からなかったようですが、紙にピンクの色を塗ったということでした。
ウチにいた頃は鶴を折るくらいしかしませんでしたが、こういう工作も気分転換になるようで母はいつも嬉しそうに話してくれました。
また、着替えの際にはいつものように脚と背中に保湿クリームを塗ってあげました。
この日の室内も母にとっては暑かったようで、母の背中はしっとりと汗ばんでいました。
私は、母が施設に入所する前にも身体を拭いてあげていましたが『背中にはなかなかシワが現れないな』と思っていたものでした。
ところがこの日、背中全体にクリームを塗っていると、筋肉が柔らかくなったと同時にシワも出来てきたことに気づきました。
そして何よりも『背中が小さくなったな』と感じて、少し寂しく思いました。
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