「サラダくらいあればいいのに」
4年前の2019年1月11日は晴れて12℃の金曜日、母が施設に再入所して47日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいましたが、挨拶をすると「今日もここは暑い」と言いました。
早速9階に移動して「今日はリハビリはあったの?」と尋ねると、母は「なかった」という答えでした。
ということは特に催しはなく、いつものように午前中はタオル折りをして、午後は昼寝という日だったのだと思いました。
その時、突然母が思い出したように「パンが出た」と話し始めました。
聞いてみると朝食にパンが出て、前回と同様で薄い食パンに何かが塗ってあったということでした。
「おいしかった」と満足そうに言いながらも「味はよく分からなかった」というので、パンが出たことがよほど嬉しかったのでしょう。
ただ、おかずがいつものご飯の時と変わらなかったようで、母は「サラダくらいあればいいのに」と少し残念そうでした。
また、この日も便通がまだということで「看護師さんに指で確認してもらったけど、まだ下まで降りていないらしい」と母は言いました。
『そこまでしてもらっているのか』と少し驚きましたが、おかげで母も心配していないので私も安心できました。
この日も夕日がきれいでしたが、日没が遅くなった上に少し雲が出ていたので、夕焼けは今一つでした。
ただ、珍しく一直線に伸びた飛行機雲が鮮やかに見えていたので、母はしきりに感心していました。
« 「今も痒くない」 | トップページ | 座薬で大変な一日 »
「介護・医療」カテゴリの記事
- 「目が見えない」(2024.10.19)
- 午前3時に「トイレに行きたい」(2024.10.18)
- 為す術もなく、ただ不安(2024.10.17)
- 体液が滲み出る(2024.10.16)
- ステロイドか?(2024.10.15)
「母の思い出」カテゴリの記事
- 「目が見えない」(2024.10.19)
- 午前3時に「トイレに行きたい」(2024.10.18)
- 為す術もなく、ただ不安(2024.10.17)
- 体液が滲み出る(2024.10.16)
- ステロイドか?(2024.10.15)
コメント