「初日の出を見た」
4年前の2019年1月1日は晴れて10℃の火曜日、母が施設に再入所して37日目、午後4時ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、挨拶をすると「初日の出を見た」と言うので、おそらく先日のように南側の窓から見たのでしょう。
母が年の初めに日の出を見たのはいつ以来なのか分かりませんが、これも施設にいたからこそでした。
また「この日もまだ便通が無い」と言っていて、これで3日連続になるので少し心配になってきました。
母が苦しそうな表情をしているわけではありませんでしたが、新年早々便秘対策が必要になりそうな時期でした。
前日に、正月中に姉が来るかもしれないと伝えたところ、母はこの日に一緒に来るものと思っていたようでした。
母は昔からそういうところがあるので、なるべく予定は直前に伝えるようにしているのですが、この時もやはり思い込んでいたようでした。
「明日、お母さんも来るらしい」と改めて言うと、母は「お母さん久しぶりだね。年取ったんだろうな」と少し緊張気味に言っていました。
この日も話をしていた9階の窓からは、夕焼けと富士山のシルエットがきれいに見えました。
母はそれを見ながら「ここの奥に来てダルマを作った」と、衝立の奥のスペースで年末に工作をしたことを教えてくれました。
また前夜は紅白歌合戦の最初を食堂のテレビで見て、その後にベッドでラジオで聴いたところ歓声がうるさくて消したと苦笑していました。
最後に「明日は楽しみだ」と笑顔で言っていて、話し相手が来てくれるのが本当に嬉しそうでした。
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