感染症で面会室使用禁止に
4年前の2019年1月5日は晴れて14℃の暖かい土曜日、母が施設に再入所して41日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの位置にいましたが、母に挨拶をする前に職員さんに話しかけられました。
話を聞くと、他のフロアで感染症の患者さんが出たので暫くの間9階は使えなくなり、面会はフロア内でお願いしますとのことでした。
そのため母を部屋に連れて行き、着替えをしながら話をすることにしました。
母に「今日は何かあったの?」と尋ねると「ウンチが2回出た」というのが、この日の母の最初の答えでした。
昼寝の前に出て、昼寝の後におやつを食べてからトイレに行くと「また出た」と、笑顔で話してくれました。
前日不満を漏らしていたおやつについては、この日は皆がゼリーだったとのことで、母も嬉しかった様子でした。
土曜日なのでまったりと過ごしていたようでしたが、便通があってむくみもほとんど無く、目もパッチリ開いていて話し声も元気でした。
また私が「明日は部分日食らしいよ」と教えると、母は「今日もいい天気だったね」としみじみと言っていました。
そういえば9階に行けなくなると、このころ頻繁に窓から外を見ていた母の楽しみが減ってしまうなと思いました。
そして、西の窓から見える夕日がきれいで、日が沈むと現れる富士山のシルエットを感動しながら見つめる母の姿が印象的でした。
そんなふうに母を喜ばせてあげることが暫くできないのかと思うと、とても残念でした。
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