「ウンチ出た?」
4年前の2018年12月15日は晴れて10℃の土曜日、母が施設に再入所して20日目、午後4時ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて挨拶をすると「朝からウンチが出た」と嬉しそうに報告してくれました。
2日間出なかったので下剤も考えていたようでしたが、おやつの後にも出たということなので、しばらくは安心できそうでした。
この日は土曜日なので特別な催しは無く、前日に続いて年賀状作りをしたそうで、午後にはいつものように昼寝をしたとのことでした。
話をしていても体調は良さそうで、口数も多く元気があって、笑顔を何回も見ることができました。
ところで、高齢になってからの母は悩みの一つは便秘で、施設に面会に行ってもそれが話題にならない日は無いくらいでした。
ウチにいた頃から毎回の通院では便秘薬を必ず出してもらうことにしていました。
母は若い頃は、ほぼ毎日便通があったそうで、一日出ないと辛いというようなことも言っていました。
インシュリンの注射をしながら食事をしていた時期もあり、食事の量は結構食べていましたから、一日溜めると辛かったと思います。
そんな事情を知っていたこともあり、母がウチにいる頃は母がトイレから出てくると、私は時々「ウンチ出た?」と尋ねたりしたものでした。
そんな子供に対してするような口調に、母は「出たよ!」と、やはり子供のような口調で笑顔で答えてくれました。
そんなやり取りをしていたからか、母は施設でも便通のことを恥ずかしがることもなく率直に明るく話してくれました。
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