楽しそうなタオル折り
4年前の2018年12月17日は雨のち晴れで10℃の月曜日、母が施設に再入所して22日目、午後4時ころ面会に行きました。
母が食堂のいつもの場所にいたので私は向かい側の鏡を見ながら手を振ると、母はそれに気付いてくれました。
母が最初に言ったのは「お風呂から戻ったばかり」ということで、戻ってきたらおやつが用意されていたそうでした。
このころでは珍しく午後に入浴したようでしたが、お風呂場のある戻ってきたばかりの9階へ行って話をすることにしました。
話をする前に9階から西の空を見渡すと、この日は久しぶりにきれいな夕焼けが見られそうな空模様でした。
変わりゆく空の色を眺めながら改めて話をすると、この日は午前中にタオル折りをたくさんやったと言っていました。
そして午後は、いつもならば昼寝をする時間に入浴をしたそうでした。
入浴後には背中や脚などに保湿クリームを塗ってもらい、手の爪も切ってもらったと笑顔で話してくれました。
その後におやつを食べたと言い、入浴前には便通もあったようで体調も問題なさそうでした。
ところで、母は空いた時間によくタオル折りをしていて、時々は疲れたというほどやることもあったようでした。
もちろん施設で自分たちが使うタオルを畳んでいるわけですが、認知症の人などはやらないようで、母は時々愚痴をこぼしていました。
「やらない人がいるから、自分の方に回される」と言いながらも、母は楽しそうに私にタオルの折り方を教えてくれたこともありました。
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