「あらら、見えた」
4年前の2018年12月28日は晴れて10℃の金曜日、母が施設に再入所して33日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
施設のエレベーターの両側に門松が置かれていて、前日母が作ったと話していたダルマがその中に見えました。
母のフロアに着くと母は食堂の定位置にいましたが、室内はいつも以上に暑く、そして静かでテーブルに伏している人が目立ちました。
母を9階に連れて行くと、外は風が強く寒いので見通しが良く、私の目にははっきりと富士山が見えました。
とりあえず母にこの日の話を聞くと、午前中にはリハビリがあり、午後はいつものように昼寝をしたということでした。
食事に関しては、嫌いなお粥は柔らかいご飯になったそうですが、全体に量が多いと言っていました。
ほぼ完食しているようですが、おかずについては変化があったのかどうかわからないと首を捻っていました。
また、便通について「リハビリに行った後、3日分出た」と言っていて、むくみも含めて体調は問題ないようでした。
ところで、冬至を過ぎて日が長くなってきたようで、この日は日没後に富士山がシルエットとして、暫くの間見えていました。
以前同じ場所で母に「富士山が見えるよ」と教えた時は「何となくわかる」と、母は言ってくれました。
実際にわかったのかどうかは不明でしたが、この日は「あらら、見えた」「良く見える」と、富士山のシルエットを眺めていました。
やがて富士山のすぐ脇に日が沈んだのを見て母は「素晴らしいですね」と笑顔で感嘆の言葉を発して、私も『良かったな』と思いました。
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