「全部お任せした」
4年前の2018年12月14日は晴れて10℃の金曜日、母が施設に再入所して19日目、午後4時ころ面会に行きました。
母は車椅子に座りながら腿上げの運動をしていて、私が挨拶をすると母の第一声は「全部お任せした」と、頭髪をカットした話題でした。
ただ、「その分寝る時間が無くなった」と言い、そしてなぜか腿上げの運動をしていたということでした。
9階の面会室に行って話を続けると、この日は午前中にリハビリに行きフルコースをこなした、と母は言いました。
意欲的に「もう一回やりたい」と母が申し出て、結局2往復歩いたと笑顔で教えてくれました。
ただ、何といってもこの日の母のメインイベントは、頭髪のカットでした。
美容師さんが2人来ていたそうで、終わった後に「みんな『カッコイイ』と言ってくれた」と、母は満足そうでした。
また「あの人は予約していないから断られた」と、いつも隣にいる同室の人のことも話していました。
高齢になると髪が細くなり伸びも遅くなりますが、母は「長いのが気になっていた」と言っていて、サッパリして嬉しそうでした。
考えてみるとこの前に母が髪を切ったのは、この年の3月に脚を骨折する前のことでした。
そして、ウチで私が母の面倒を見ていたその時期には、何度か母の髪を切ってあげたことを思い出しました。
この日もよく眠れて「朝も良く文字が見える」と言う母の体調は良さそうで、久々の散髪にも満足して母はとてもご機嫌な様子でした。
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