アッという間の90年
4年前の2018年12月21日は晴れて14℃の金曜日、母が施設に再入所して26日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、挨拶をすると「ちょうどトイレから戻ったところ」と言っていました。
この日は曾孫の新しい動画を見せてあげようと思っていたので、面会室には行かずに最初から部屋へ行きました。
まずこの日の話を聞くと、午前中にリハビリがあったと言い、そのためか昼寝はよく眠れたとのことでした。
リハビリでは「いつも通り2往復歩いた」と充実していたようで、この日の母の話し声も元気で体調も良さそうでした。
また、食事について話があり制限が少し緩和されるかもしれないということで、母は「パンの話も出た」と、楽しみにしている様子でした。
着替えの途中で脚に保湿クリームを塗りながらむくみを見ると、このところ少し出てきていましたが、まだ柔らかい感じでした。
一通りの話と着替えを終えてから、私のスマホで曾孫の新しい動画を母に見せてあげました。
ほぼ1年前に生後3か月の時に会って以来の曾孫を見て、母は「もう歩いてる。早いものだね」と言いながら喜んでいました。
これまでも写真は見ていましたが、動画は動きがあるだけ分かりやすいようで、母はしきりに「カワイイね」と笑顔で見つめていました。
繰り返し動画を見ながら「曾孫なんだね」と母が言うので「90歳違いの曾孫だよ」と、私が答えると母は大笑いしていました。
そして「90年なんてアッという間だね」と、しみじみと呟いていました。
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