本音は「お刺身が食べたい」
4年前の2018年12月27日は晴れて12℃の木曜日、母が施設に再入所して32日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、久しぶりに緑色の帽子を被っていたのが印象的でした。
母に挨拶をして話を聞くと、この日は午前中に入浴をして、その時に被らされた帽子だということでした。
そして話の続きを面会室でしようということで9階に行くと、ちょうど西日が眩しい時間になっていました。
このころ気になっていた食事のことを尋ねると「少し前に栄養士が来て、何かを増やすようなことを言っていた」とのことでした。
結局、何が増えるのかは分かりませんでしたが、母は食事の内容に変化があることを楽しみにしていました。
ただ、既に量的に多いとも言っていたので、量が増えてもあまりうれしくないようでしたが。
おそらく母の本音としては「お刺身が食べたい」ということで、それはマグロの刺身が好きな母は時々口にしていました。
もっとも、施設の食事で生ものは出て来ないので、それは無理な注文ではありました。
以前にも記しましたが、母が晩年をこの施設で過ごしたことを、私は考え得る中でベストの選択だったと思っています。
ただいくつか残念な点もあり、その中の一つは母が好きだったマグロの刺身が食べられなかったということでした。
自宅での介護と施設での介護、人それぞれに違いもありますが、食事の内容が同じようにはいかないことも考えておく必要があるでしょう。
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