「だから、今日はきれいだ」
4年前の2018年12月31日は晴れて8℃の月曜日、母が施設に再入所して36日目、午後4時ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、挨拶をすると「ちょうどトイレから出てきたところ」と言っていました。
ただ「昨日、今日とまだ出ていない」と続けて、便通に少し不安があるような感じに見えました。
9階の面会室に行って話の続きをすると、この日は午前中にはタオル折りをして午後に入浴をしたので昼寝はしていないということでした。
それでもこの日の母も元気があって、上機嫌でたくさん話をしてくれました。
まず、この日のお風呂では「背中にたっぷりお湯を掛けてもらって、気持ちが良かった」と笑顔で言っていました。
また「背中と脚が痒いと言ったら、保湿クリームを塗ってもらって、ドライヤーもしてもらった」と嬉しそうな表情をしていました。
そして「だから、今日はきれいだ」と、週に2回しかない入浴を楽しんだことを本当に気持ちよさそうに語ってくれました。
次に、食事の話としては「今夜の食事はおソバが出る」と聞いているようでしたが、これは母はあまり嬉しくない様子でした。
大晦日はどこの施設でも『年越しソバ』が出てくるのでしょうが、ソバがあまり好きでない母にとっては残念だったかもしれません。
また、新聞にこの日の『紅白歌合戦』の曲順が掲載されていたので見せてあげると、母はポシェットからハズキルーペを取り出しました。
そこそこ見えていたようで「後は紅白歌合戦を聴くだけだ」と笑顔で言い、ベッドに横になってラジオで聴くことを楽しみにしていました。
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