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2022年11月11日 (金)

リハビリルームに思いを馳せる

4年前の2018年11月11日は晴れて21℃の日曜日、母が入院して3日目、午後3時20分頃母の病室に行きました。

母はこの日も左側を下にして横になっていましたが、起きていたようで肩をトントンと叩くと目を開けました。

ただ、ずっと寝ているためか鼻が詰まったような声でしたが、元気にたくさん話をしてくれました。

それでもまだ左腕と顔の左側が少しむくんでいましたが、かなり回復していることは確かなようでした。

息苦しさもなくなり「お腹が空いてきた」と言っていて、やはりむくみが食欲を抑えていたように思いました。

また、前日の母の姿を見た看護師さんに「もっと早く来れば良かったのに」と言われたと苦笑いしていました。

それは私も同感でしたが、健康保険が使えない施設に入所していることが、思った以上に難しい問題にしてくれました。

この日もすっかり細くなった母の脚を確認して「枯木のようだ」と私が言うと、母は大笑いをしていました。

私が「また鍛え直さないとね」と続けると、母は「そうだね、あそこでね」と、早くもリハビリルームに思いを馳せていました。

それから前日はベッドの上で「暑い」と言っていた母でしたが、「今日は全部着替えてサッパリした」と、嬉しそうな表情をしていました。

また、私が前日行った施設で、母が時々話をしていた同室の入所者の人が心配そうに「寂しい」と言っていたことを母に伝えました。

すると母は「けんか相手がいなくなってね」と、少し寂しそうな笑顔で言いました。

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