叶わなかった母の願い
4年前の2018年11月19日は曇りで16℃の月曜日、母が入院して11日目、午後3時40分頃に母の面会に行きました。
私が挨拶をした時、ベッドに仰向けになっていた母はラジオを聴こうとしているところでした。
むくみもなくなり元気になってきて、退屈なようで「相撲を聴こうとラジオを見つけた」と言っていました。
ただ、ラジオの大相撲中継は4時過ぎからなので、まだ少し早かったようでした。
相撲までの間、母はこの日も元気に話をしてくれましたが、まずはリハビリのことを話しました。
朝、すっかり日曜日だと思っていたらリハビリに呼ばれて、例によって伝い歩きを2往復したということでした。
最後に「明日はリハビリはお休み」と言われたそうで、リハビリ好きの母としては少し残念そうでした。
ところで、この日は母の91歳の誕生日で、そのことをリハビリの先生に伝えたとのことでした。
すると先生は「退院したらお祝いしましょう」と言ってくれたと、母は笑顔で話していました。
実は、施設にいれば誕生会でお祝いしてくれるので、母は先月「来月は自分の番だ」と、楽しみにしていました。
ところが自分の誕生月に入院することになり、誕生日も病院で迎えることになってしまいました。
また、翌年の母の最後の誕生日も同じような時期に入院し、残念ながら誕生会でお祝いしてもらうという母の願いは叶いませんでした。
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