「出遅れた」
4年前の2018年10月12日は曇りで22℃の金曜日、母が施設に入所して101日目、午後3時40分ころ母のフロアに行きました。
エレベーターを降りると、母はいつもの場所で作品展に向けての作業をしていました。
挨拶をして話を聞くと、おやつの後にトイレに行っていると作業が始まっていて「出遅れた」と、母は言っていました。
一段落したところでいつものように、9階の面会室に行って話をすることになりました。
この日は午前中にタオル折りをやり、午後のおやつの後には展示会のための作品を作っていたということでした。
母の話では、小さな毛玉を細い板の上に貼り付けるようなことをしたそうでした。
また、この日もリハビリはなく歩行器の練習もしていないとのことでしたが、他の人が練習をしているのを見ていたと言っていました。
話をしている母の目を見ると寝起きのように見えたので「寝たの?」と母に尋ねると、時間のある時に「居眠りしたかも」ということでした。
やはりリハビリが無いと生活のリズムが乱れやすく、覚醒レベルも今一つという感じがしました。
それから、この日は入浴の予定が無いのに朝から血圧を測りに来たと言っていました。
「これまでは入浴の日以外はほとんど測らなかったのに」とも母は言っていて、血圧が母にとっての新たな不安になってきました。
それでも変わらず元気で「今日は10月12日だよ」と私が言うと「誰かの誕生日だ」と母は即答し、姉の誕生日をしっかり記憶していました。
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