« 「巨人が負けた、1点じゃダメだ」 | トップページ | 「たまには外に出たいものだね」 »

2022年10月20日 (木)

「あの息子が払うわけがない」

4年前の2018年10月20日は晴れて22℃の土曜日、母が施設に入所して109日目、午後3時50分ころ母のフロアに行きました。

母は食堂のいつもの場所にいて寛いだ様子で、挨拶をすると「今日はずっといい天気だった」と言いました。

また、この日もリハビリに行ったそうで、これで今週3回目のリハビリということになりました。

ただ、この日は都合の悪い人の代わりだったようで、そのため「次がいつになるかわからない」と言われたとのことでした。

ただでさえ回数が減っている母のお気に入りのリハビリが、さらに減ってしまうのはとても残念に思いました。

そして、この日のリハビリも血圧を測りながらだったそうでしたが、血圧の値はそれほどでもなかったと言っていました。

それでも食前に薬を2袋も飲まされると、少し不満そうな口ぶりでした。

ところで、母がこのころよく話していた話題があって、この日は特にその話に力が入っていました。

それは、入所してきたおじいさんが食後に「金を払う」と言い、それに対して「息子が払っているよ」と声を掛ける人がいるという話です。

そして、その返事に対して「あの息子が払うわけがない」と、おじいさんが言い返すというやり取りが、毎回繰り返されるそうです。

母のフロアには認知症の方もいますが、そうでなくてもたくさん人が集まると、いろいろな事情を抱えた人がいるものです。

母の話を聞いて私はそんなことを思いましたが、同時に介護をすることの大変さを改めて感じました。

« 「巨人が負けた、1点じゃダメだ」 | トップページ | 「たまには外に出たいものだね」 »

介護・医療」カテゴリの記事

母の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「巨人が負けた、1点じゃダメだ」 | トップページ | 「たまには外に出たいものだね」 »

最近の写真