「あの息子が払うわけがない」
4年前の2018年10月20日は晴れて22℃の土曜日、母が施設に入所して109日目、午後3時50分ころ母のフロアに行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて寛いだ様子で、挨拶をすると「今日はずっといい天気だった」と言いました。
また、この日もリハビリに行ったそうで、これで今週3回目のリハビリということになりました。
ただ、この日は都合の悪い人の代わりだったようで、そのため「次がいつになるかわからない」と言われたとのことでした。
ただでさえ回数が減っている母のお気に入りのリハビリが、さらに減ってしまうのはとても残念に思いました。
そして、この日のリハビリも血圧を測りながらだったそうでしたが、血圧の値はそれほどでもなかったと言っていました。
それでも食前に薬を2袋も飲まされると、少し不満そうな口ぶりでした。
ところで、母がこのころよく話していた話題があって、この日は特にその話に力が入っていました。
それは、入所してきたおじいさんが食後に「金を払う」と言い、それに対して「息子が払っているよ」と声を掛ける人がいるという話です。
そして、その返事に対して「あの息子が払うわけがない」と、おじいさんが言い返すというやり取りが、毎回繰り返されるそうです。
母のフロアには認知症の方もいますが、そうでなくてもたくさん人が集まると、いろいろな事情を抱えた人がいるものです。
母の話を聞いて私はそんなことを思いましたが、同時に介護をすることの大変さを改めて感じました。
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