息子の虐待?
4年前の2018年10月28日は晴れで21℃の日曜日、母が施設に入所して117日目、午後3時50分ころ面会に行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、ちょうどトイレに行ってきたところだと言っていました。
この日は朝から便通があり「今も出た」ということで体調は良さそうでしたが、目が少し腫れぼったい感じで寝起きのようでした。
聞いてみると午前中にはタオル折りをたくさんしたそうでしたが、日曜日ということもあって午後はゆっくり過ごしていたようでした。
9階の面会室に移動して話をしていると「鼻がムズムズする」というので鼻をかんでみると、最後に小さな血の塊が出てきました。
母が前日「鼻血が出た」と言っていたので、その後に固まった残りのものが出てきたようでした。
その後の着替えの時には、この日も天気が良く室内が少し暑い感じがして汗を掻いたからか、母は「背中が痒い」と言いました。
「そういえばウチにいる頃は、よく割り箸で背中を掻いていたね」と母が家にいた頃の話を振ると、母は笑い出しました。
「あれが気持ちいいんだよ」と母は懐かしそうに言い、しっかり覚えている様子でした。
ただ、割り箸で背中を掻くと傷あとが残るので、私は「息子が虐待していると思われるよ」と、時々母に苦情を言ったものでした。
当時は私が母の背中を拭いてあげていましたから、病院で不意に何かの検査でもあるとそんな噂が飛ぶことを冗談半分で心配していました。
着替えが終わってから、母はそんな昔話を笑顔で聞きながら、窓から見えるきれいな夕焼けを見つめていました。
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