« 「あの息子が払うわけがない」 | トップページ | 10月の誕生会でコーヒー2杯 »

2022年10月21日 (金)

「たまには外に出たいものだね」

4年前の2018年10月21日は秋晴れで爽やかな23℃の日曜日、母が施設に入所して110日目、午後3時50分ころ母のフロアに行きました。

母はトイレに入っていたので少しの時間待ってから、いつものように9階の面会室に行き話をしました。

この日は日曜日ということで、ほとんどすることもなく過ごしていたようでした。

この日の朝測った血圧は150くらいで、看護師さんに「合格」と言われたと嬉しそうでした。

やはり合格だと安心するようで、母は「朝から黒板の字が良く見えた」と言い、その他の体調も良さそうでした。

この日は朝から天気も良く、室内が明るいということも大きいような気もしますが、母が元気ならばそれは嬉しいことでした。

また、食事に久しぶりの『ミルク粥』が出て、「おいしくいただきました」と笑顔で報告してくれました。

とにかくこの日は良い天気なので母も気分が良いようで、ヤクルトを一気に飲み干し、冷水も2~3口おいしそうに飲みました。

そして、母は「日差しに恵まれて雲一つない上天気なのだから、たまには外に出たいものだね」と言いました。

それに対して「保育園の子供みたいに大きなカゴに乗って連れて行ってもらえば?」と私が言うと、母は大笑いをしていました。

ただ、当時母が発したこの言葉をほとんど聞き流してしまったことは、今振り返ると残念に思います。

後日、私は母を散歩に連れて行くことになりますが、それはこの時からほぼ1年が経過してしまっていて、ちょっと後悔しています。

« 「あの息子が払うわけがない」 | トップページ | 10月の誕生会でコーヒー2杯 »

介護・医療」カテゴリの記事

母の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「あの息子が払うわけがない」 | トップページ | 10月の誕生会でコーヒー2杯 »

最近の写真