「もう90代なの?」
4年前の2018年9月18日は晴れて31℃の火曜日、母が施設に入所して77日目、午後3時30分ころ母のフロアに行きました。
火曜日ということで姉が来ていて一緒に挨拶をすると、いつもの場所にいた母は、これまでにリハビリは無くお風呂に入ったと言いました。
そして9階の面会室に行くと、今日のおやつがおいしかったという話に続いて「昨日は楽しかった」と、前日の敬老会の話題になりました。
それにしても敬老会終了後に見た母の楽しそうな表情は、今でも忘れられないほど印象的なものでした。
その敬老会では皆が頭に飾りをつけていましたが、母がつけたら皆に「カワイイ」と言われたと、嬉しそうな笑顔で話してくれました。
また、敬老会に来てくれた姪の子供の初めての誕生日が間近なので「何かプレゼントを送ろうか?」と、私が提案しました。
すると母は「そうだね」と同意した後に「自分の年齢がわからない」などと、言い出しました。
「昭和2年生まれだけは覚えている」ということで、「90歳だよ」と教えると「もう90代なの?」と、改めて驚いていました。
この日は便通もあり、入浴後には看護師さんが「脚にむくみはありませんね」と言ってくれたそうで、体調は良いようでした。
ただ、今から振り返ると、このころが母の体調のピークで、この後はリハビリの回数が減り、むくみも徐々に目立つようになっていきました。
そして、敬老会の前までは連日のように出し物の歌の練習をしたりしていましたが、その後は暇な時間も増えていったように思います。
それでも、この日は姉が来てくれたこともあり、いつもよりも声に元気があったように感じました。
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