「お相撲を見ていますよ」
4年前の2018年9月9日は晴れて31℃の日曜日、母が施設に入所して68日目、午後3時50分ころ母のフロアに行きました。
母がいつもの場所にいないので少し探していると、職員さんが「お相撲を見ていますよ」と教えてくれました。
食堂のテレビには大相撲の土俵入りが映っていて、母は珍しくテレビの正面に座って画面を見ていました。
母の説明では「おやつを食べて休んでいると拍子木の音がしたので、ここに移動してきた」ということでした。
この日が大相撲九月場所初日の日曜日でしたが、9階の面会室は人が少なかったのでテレビをつけて、土俵入りの続きを見ながら話をしました。
母の話では、この日も時間のある時には敬老会の出し物の練習をしたそうでした。
『青い山脈』などの歌を唄いながら振り付けの練習をしているということでした。
この話は数日前から聞いていますが『青い山脈』以外の曲は思い出せないと、母は苦笑いをしていました。
そして体調面のことを訊ねると、便通が2回あってそれなりに出たと、嬉しそうな表情で教えてくれました。
また、前日とこの日と二日続けてリハビリが無かったからか、立ち上がる時に脚に少し違和感があると言っていました。
確かに脚を見てみると少しむくみがあり、リハビリが無く座っている時間が長くなると、どうしてもむくみやすいようでした。
帰りに食堂に戻ると、テレビは相撲中継ではなく他の番組になっていましたが、母はそれを気にすることもなく私を見送ってくれました。
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