帰宅の希望はない?
4年前の2018年8月17日は晴れて爽やかな風が吹く30℃の金曜日、母が施設に入所して45日目、午後3時45分ころ母のフロアに行きました。
母は食堂のいつもの位置にいましたが、外の爽やかな風とは違い「エアコンの風が寒い」と言っていました。
いつものように9階の面会室に行き話をすると、この日は午前中にリハビリがあったということでした。
また、午後には歌を唄ったそうですが、歌詞を見るために眼鏡を使ったところ、あまり役に立たなかったようでした。
そして、朝起きた時に「自分で着替えて」と言われたので立とうとすると、「脚が痛かったのでどうなるかと思った」と言いました。
それでも、リハビリでは通常のメニューをこなして「最後に2往復歩けた」と笑顔で話してくれました。
その時は脚も痛くなかったそうで、久しぶりにリハビリをすることができて嬉しかったようでした。
ただ、リハビリの先生が進み具合を家族に見て欲しいと言っているので、母はその後に帰宅することになるのではないかと心配していました。
はっきり「帰りたくない」と口にしたわけではありませんが、このころの母の様子は帰宅することにかなり不安があるように見えました。
確かに、この年の4月に脚の骨折で入院した際には、私が早めに半ば強引に退院をさせてしまうことになりました。
その時の母も同じように不安を口にしていて、結果的に2週間ほどの自宅での生活の後、再び入院することになってしまいました。
その経験もあって心配していたのか理由は聞きませんでしたが、この時点で母には帰宅の希望はないように感じました。
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