自宅で作った折鶴の話
4年前の2018年8月23日は変わりやすい天気で33℃の木曜日、母が施設に入所して51日目、午後3時50分ころ母のフロアに行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、お風呂上がりのようでカーディガンを脱いだ格好で車椅子に座っていました。
母に挨拶をする前に、前日会議で話をした職員さんが来て「お粥が軟らかめの白飯になりました」と教えてくれました。
母にその話を聞くと「久しぶりに食べたご飯と玉子焼きがおいしかった」と、嬉しそうな笑顔で答えてくれました。
また、この日は午前中にリハビリをして、やはり午後に入浴ということでした。
リハビリはいつもと同じ内容で、最後に2往復歩いた時も膝の裏の痛みはほとんどないと言っていました。
そして、体重を測ったそうで前回はかなり増えたということでしたが、今回は2㎏減ったと言われたとのことでした。
確かに前日の会議で、当初の1,600キロカロリーから今は1,400キロカロリーにしているという話が出ていました。
その他には、工作をする時間があって毛糸で菊の花を作ったりしたと話してくれました。
そしてその際に、自宅で作った折鶴の話をしたので、持って来て欲しいと続けて言いました。
以前にも記しましたが、この折鶴は弟のために母が「一日5羽折る」と宣言して折り始めたものです。
糸も針も施設にあるからと言われたそうで、母の意気込みを感じて私も『持って来ないわけにはいかないな』と思いました。
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