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2022年8月 2日 (火)

「ここにいて幸運だった」

4年前の2018年8月2日は晴れて36℃の木曜日、母が施設に入所して30日目、午後3時45分頃に母のフロアに行きました。

母は食堂のいつもの場所にいて、入浴後に替えたようで珍しく薄緑色の帽子を被っていました。

二人で9階の面会室に行くためにエレベーターの前にいると、看護師さんが「脚が良くなりましたよ」と声を掛けてくれました。

入所前にケガをした左足の脛のキズが治って、ずっと貼られていた絆創膏が無くなっていました。

母の話では、入院中にバケツの金具か何かで引っ掛けられたのではないか、ということで完治まで一カ月半ほどかかりました。

また、この日は昼食後に入浴して、それからリハビリがあって忙しかったということでした。

リハビリは翌日が休みになるようで、いつもよりもハードに3往復歩いたので、最後は膝の裏がかなり痛かったと話していました。

それから、前夜はとても暑かったことを振り返っていました。

母は、この年の夏は暑い日が続いていることを良く知っていて「ここにいて幸運だった」と、しみじみと呟いていました。

その他の話では、誰かから「パンは食べる?」と尋ねられたということを教えてくれました。

母は元々パン好きなのですが、ずっとお粥を食べているので以前から「パンを食べたい」と言っていました。

「久しぶりにパンが出てくるかもしれないね」と私が言うと、母は「そうだといいね」と笑顔で答えてくれました。

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