「ご飯がすごくおいしい」
4年前の2018年8月30日は曇りで34℃の木曜日、母が施設に入所して58日目、午後4時ころ母のフロアに行きました。
母は食堂のいつもの場所にいましたが、定位置が変わったのかテーブルの端の方に座っていました。
最近新しい人が来たと母も言っていたので、人数が増えたからかテーブルが2つ付けてありました。
いつものように9階の面会室に行きその話をすると、母は「並ぶ場所が変わった」と言い、やはり席替えをしたようでした。
それから、職員さんと五木ひろしの話をしたそうで、良く知らないのでいろいろ教えて欲しいと言われたとか。
「ウチにたくさんあるレコードでも持って来ようか?」と私が言うと、母は「あるよねー!」と大声で笑い、記憶もしっかりしていました。
ところで、この日の話の中心は、数日前からお粥が白飯になった食事のことになりました。
私が持参した水筒の冷水をおいしそうに飲んだ後、突然思い出したように「今日のご飯はおいしかった」と話し始めました。
そして「玉子焼きが薄くて味がついていて、すごくおいしかった」と続けて言いました。
ただ「最近はご飯が出てくるのが遅いことがある」と不満も漏らしていましたが、それだけ食欲があるということなのでしょう。
「とにかくご飯がすごくおいしくてすぐ食べてしまうから、おかずが残ってしまう」と、贅沢な悩みも話してくれました。
入院以来数か月、ずっと食べていたお粥が白飯になって嬉しいこともあるのでしょうが、体調の良さを証明しているように感じました。
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