「おっぱいが小さくなった」
4年前の2018年8月25日は晴れて再び猛暑になり35℃の土曜日、母が施設に入所して53日目、午後3時50分ころ母のフロアに行きました。
母の姿が見えないので探していたところ「リハビリ見学は27日の15時20分からでどうですか?」と職員さんに話しかけられました。
私としてはいつでも構わないのでそのまま決定しましたが、話しながら母を探すと少し先のテーブルの所にいました。
母の話では、おやつの後にトイレに行って出てくると、そこでおじいさんが森繁久彌の歌を聴いていたので一緒に聴いていたとのことでした。
このところ敬老会のために歌の練習をしているので、音楽に対して再び興味が出てきたのかもしれません。
この日はリハビリの先生がお休みでリハビリはなかったそうですが、母は「脚が軽くて調子が良かったのに残念だった」と言っていました。
その他には相撲の話や折鶴の話、食事のことなどを元気な声で話してくれました。
食事は普通の白飯になって美味しいし、海藻のようなものが多いことと「まだ箸よりスプーンが食べやすい」ことを教えてくれました。
それから、夏も終わりに近づき母のベッドの所まで日が差すようになったそうで「布団とタオルケットが熱い」と話していました。
また、この日は再び猛暑になったこともあり、私が持参した水筒の水を「冷たくて美味しい」と嬉しそうに飲んでいました。
そして、いつものように着替えをしていると、Tシャツを脱いだ時に「おっぱいが小さくなった」と母が呟きました。
「もう赤ちゃんも生まれないだろうから、いいんじゃない?」と私が答えると、母は「そうだね」と笑っていました。
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