「こういうものが欲しかった」
4年前の2018年8月11日は33℃で曇りの土曜日、母が施設に入所して39日目、午後3時45分ころ母のフロアに行きました。
母は食堂のいつもの場所にいて、どことなく眠そうにしていました。
聞いてみると、いつものようにおやつを食べてからトイレに行ってきたとのことでした。
前々日の夜に久しぶりに出てからは良く出ていて、この日もトイレに行くたびに出ていると、母は苦笑いをしていました。
9階の面会室に行くと土曜日ということでテーブル席が満員なので、窓辺でベランダのメロンの鉢植えを見ながら話すことにしました。
まず、母は「待っていたのにリハビリが無かった」と残念そうにしていました。
考えてみるとこの日は『山の日』で祝日なので、元々リハビリはない日だったのですが、翌日も日曜日でリハビリがありません。
このころの母は本当にリハビリを楽しみにしていて、生活の軸になっていましたから私も残念に思いました。
ただ、このところむくみも小さくなってきていて、便通もあるので体調に問題はなさそうでした。
それでもこの数日は痰がからんだり鼻水が出たりしていたので、私はポケットティッシュを持って行ってあげました。
それを手渡すと母は「こういうものが欲しかった」と、笑顔で自分のポケットにしまい込んでいました。
それを見て『そういえば、母はどこに行くにもポケットティッシュを持って行っていたなぁ』と、あらためて思い出しました。
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