愛用のポシェットと初対面
4年前の2018年8月14日は34℃で晴れた火曜日、母が施設に入所して42日目、午後3時50分ころ母のフロアに行きました。
母は食堂のいつもの場所に座っていて「寒い」と言いました。
外が蒸し暑いのでエアコンが効いていて、母の辺りに冷たい風が吹いてくるようでした。
この日は母の声に痰がからむことはありませんでしたが、母自身が「風邪気味で鼻にきている」と言っていました。
それでも午前中にはリハビリをしたということですが、この日は膝の裏がとても痛かったそうです。
「左脚が歩き始めから痛かった」と母は言い、この膝の裏の痛みは日ごとに強弱はありながら、ずっと続いているようでした。
ただ、全体としてはこの日の体調は良さそうで、話し声もいつも通りに元気でした。
そして、この日も午後には敬老会の歌の練習をしたそうで「眼鏡があれば良かったと思った」と、前日と同じように母は言いました。
そこでこの日の午前中に買ったポシェットを持って行っていたので、母に見せました。
すると、初めて見た母はとても気に入った様子で、その後はずっと車椅子の自分の脇に置いて持ち運ぶようになりました。
その中に眼鏡とラジオを欠かさずに入れて、眠るときはベッドの枕元に置いて寝ていました。
私が選んだ小物入れを母が喜んでくれて、私もホッとすると同時に嬉しく思いました。
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