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2022年7月11日 (月)

「今日は忙しかった」

4年前の2018年7月11日は晴れた水曜日、母が施設に入所して8日目、午後1時45分ころ面会のために母のフロアに行きました。

この日は珍しく食堂のテレビが大相撲中継をやっていましたが、母はそれを見ることもなく誰かと打ち合わせのような話をしていました。

それでも私の姿を見つけると、すぐに9階の面会室に行って話をしようと実に積極的でした。

この日の母も前日と同じ服装でしたが、ズボンの左ももに汚れがあり尋ねると「イチゴジュースのようなものをこぼした」と言いました。

そしてリハビリの話から始まり、10時ごろから太ももでボールを潰す運動や手すりに沿って歩く運動をしたとのことでした。

本人によると「良く出来た」ようで、他に編み物のようなこともしたと言っていました。

「今日は忙しかった」「ずいぶんあちこちに行った」など、他にもたくさん話をしてくれました。

また、誰かが「お相撲始まったんだよね」と言ったことから、この日は食堂のテレビが大相撲中継になっていたようでした。

ただ母は、テレビで相撲をやっていることには気づいていなかった様子で「それじゃ見られるね」と、改めて楽しみにしていました。

この日も元気な声で一生懸命に話をしてくれましたが、心なしか脚のむくみも少し細くなったように見えました。

車椅子からベッドに移動する際に立ち上がってもらうと、毎日のリハビリの成果なのか今までで一番楽に立ったように感じました。

今から振り返ると、この頃の体力ならば自宅に戻っても問題なかったかな、とも思います。

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