« 振出しに戻る? | トップページ | 施設の見学と姪の面会 »

2022年6月 8日 (水)

「二日で一日なのでしょうか?」

4年前の2018年6月8日は晴れの金曜日、母が脱水で入院して16日目、この日は午後3時30分ころ病室に行きました。

前日の面会時の母の調子が良くなかったことから、また私の悪い癖が出て、場合によっては点滴の提案をしようと考えていました。

そういう気持ちを抱きながら母の病室に入ると、母は車椅子に座っていて、その周りを3人の看護師さんが囲んでいました。

看護師さんたちは笑顔でしたが母の顔に表情はなく、手にお茶の入ったストロー付きのコップを持っていました。

ちょうど私が来たということで、皆で病室を出てテレビのある食堂の方へ向かいました。

途中で看護師さんにこの日の様子を聞くと、朝食はあまり食べなかったけれども昼食は完食したということでした。

「昨日は一日中臥せっていましたが、二日で一日なのでしょうか?」と看護師さんは首を傾げていました。

もちろん私にも良く分かりませんが、二日に一度完食すればいいというものではないだろうとは思いました。

そこで、心配で前日から考えていた点滴のことを看護師さんに話してしまいました。

ただ、母が昼食を完食した直後ということで、いかにもタイミングの悪い提案になってしまい、その場の雰囲気を悪くしただけでした。

ここ三日ほど面会時の母は寝ているだけだったとはいえ、この日のタイミングは確かに良くなかったと思いました。

看護師さんとの会話の間、母はしきりにコップのストローを口に入れようとしていましたが、手が震えていてなかなか口に運べませんでした。

« 振出しに戻る? | トップページ | 施設の見学と姪の面会 »

介護・医療」カテゴリの記事

母の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 振出しに戻る? | トップページ | 施設の見学と姪の面会 »

最近の写真