「今度は戻って来ないで」
4年前の2018年6月28日は曇りのち晴れの蒸し暑い木曜日、母が脱水で入院して36日目、午前10時30分に母のリハビリを見学に行きました。
まず母は手すりを握って立ち上がり、次に手すりから両手を離して10数えるなど緊張した面持ちながらも、想像以上の動きをしていました。
その次に手すりを掴みながら真剣な表情で4~5メートル先まで歩き、それを2往復繰り返しました。
私が思っていたよりもはるかにハードな内容と緊張感、そしてどこか厳かな雰囲気の中、懸命にリハビリをする母の姿に感動しました。
リハビリの先生の話では「前回とは本人の気持ちが違うので進み方が早いし、6月に入って飛躍的に上達した」ということでした。
その後、主治医の先生に前日話があった『老健』の入所についての報告をして、了解されました。
ここにきて、リハビリの進捗状況を確認し、次の行き先の目処も付き、何か一気に物事が進み始めました。
この日はリハビリ見学をした後一旦帰宅し、再び午後3時45分に母の病室に行きました。
母はベッドに横になりながらラジオを聴いていました。
来週の水曜日に『老健』に移動する予定だと話すと、母は早くも少し緊張気味の表情をしていました。
そして、母の病室からの帰りには、階段で偶然リハビリの先生に会いました。
私が「7月4日に施設に移ることになりました」と、先生に話をすると「今度は戻って来ないで」と、先生は笑顔で言いました。
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