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2022年5月19日 (木)

久しぶりの就寝時の挨拶

4年前の2018年5月19日は雨のち晴れの土曜日、母が退院して一週間が経ちました。

この間母は、寝ている以外はほとんどずっとボーッとした様子で過ごしていました。

この前夜は午後8時過ぎに寝て、深夜の1~2時頃に哀しいような淋しいような声を出していました。

そして午前7時半に起こして朝食となりましたが、3割ほど残しました。

ただ、この日はボーッとした表情というよりは、不機嫌でずっとしかめっ面をしているように見えました。

私が何か声を掛けても、幼児がイヤイヤをするように、ひとまず拒否するという感じでした。

昼食、夕食も半分程度残し、今度は体力的なことも心配になってきました。

ゴールデンウイーク中にイライラし始めたのをきっかけに、早めに退院させてもらって自宅で一週間過ごしました。

退院時から母の状態は心身共に少しずつ悪化し、今度はうつ病のような症状まで出てきたようでした。

日中の様子を見ていたり深夜の寝言を聞いたりしていると、はっきりしない意識の中で辛い時間を過ごしているのが分かります。

結局この時の私は、母のことを心配しながら『どうすればいいのか』と、悩むことしかできませんでした。

それでもこの夜は「また明日ね」と私が手を握ると「ありがとう」と母が言う、入院前にしていた就寝時の挨拶が久しぶりにできました。

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