第二の人生の始まりの日
4年前の2018年5月24日は晴れた木曜日、母は朝6時ころ「お腹痛い、お腹痛い」と寝言のように言い続けていました。
本当に腹痛があるのかどうかは分からず、トイレや水について尋ねると、母は拒否をしました。
そこでケアマネージャーに連絡をして、看護師さんが来てくれることになりました。
その間に母は暴れ出し、ベッドの柵から脚を出したり壁に頭をぶつけそうな動きをしていました。
その後、看護師さんが来てからはほとんど反応しなくなり、ストレッチャーで介護タクシーに乗り、いつもの病院に運ばれて行きました。
再び入院することが決まり、医師の話では「脱水症状が進んでいるので点滴をして様子を見ましょう」ということでした。
ただ、高齢なので急変がないとは言えず、どこまで回復できるかわからないとも言われました。
その上、奇妙な行動も精神的なものだけではなく、体の内部の不調からも起こることがあり、その場合はより深刻だなどと説明されました。
そして、この時測定された母の体重は、通院していたこの年の3月頃に比較して6~7キロ減少していました。
医師の説明やここまでの状況を見ると、母の状態はかなり厳しいものだと感じました。
当時はこのような事態になり、最終的に母が二度とウチに帰ることもなかったので、退院を早めたことは失敗だったと悔やんだものでした。
ただ全てが終わった今では、この日が母の第二の人生が始まった日だと考えることが出来るようになりました。
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