介護地獄の手前まで
4年前の2018年5月23日は曇りのち雨の水曜日、前夜の母は何度か泣いているような声を出していました。
そして朝の6時頃にはゴソゴソ動いていましたが、結局8時半頃にトイレに起きたついでに朝食になりました。
この日も母は食事以外は居眠りをしていて、声を掛けてもトイレ以外は拒否をするという状況でした。
朝食後は再びベッドに戻り、午後1時頃「トイレに行く」と言って起きました。
「ウンチが出る」と言うのでトイレに連れて行くと、既に手遅れで背中にベッタリとついていました。
ここ数日トイレに間に合わないことが何回かありましたが、本格的な下の世話はこの時が最初で最後でした。
慣れない私はタオルと使い捨てのビニール手袋を何枚も使って、何とか処理をしました。
ところで、この日は前日の訪問リハビリに続いて、訪問看護の看護師さんが来ることになっていました。
その看護師さんは、私が何とかトイレの処理を済ませて間もなく、午後2時過ぎに来ました。
この日も血圧など看護師さんが診てくれた部分での異常はなく、私はとにかく母の精神状態が落ち着いてくれることを願っていました。
最後に、一口に介護と言っても人それぞれですが、下の世話が必要な介護をしている人には本当に頭が下がります。
当時を思い出すと、私もいわゆる介護地獄の手前まで行っていたと感じますが、これに下の世話が加わっていたら確実に落ちていたと思います。
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