「もうダメなのかな」
昨日も記したように2018年4月、母は脚の骨折で入院することになりました。
ちょうど4年前のことになりますが、母は入院中に気分の落ち込みからか段々とイライラするようになりました。
また、4人部屋の通路側のベッドで過ごしていたこともあってか、時間の感覚などの認知の面でも不安が出てきました。
その状況を心配した私が主治医に退院の相談をして、手術から約一か月後の5月の連休明けには退院しました。
ほとんどリハビリも進んでいない状況で、家に戻って来ても母に元気は戻りませんでした。
その上食欲がどんどん落ちてきて、食べるよりも横になっていることが多くなりました。
そして退院から約二週間後に、母は意識を失って再び入院することになりました。
私は無理に退院させたことが失敗だったと後悔すると同時に、「もうダメなのかな」と考えながら入院の手続きをしました。
幸い翌日には母は反応を示すようになり、その次の日には意識も回復しました。
結局、この時は精神的なものだけではなく、塩分や水分の不足もあって元気が無い状態が続いていたようでした。
その後、この入院中に母は見違えるように明るくなり、リハビリも熱心に励んで元気になります。
この経験が私に、介護する上での高齢者の精神状態の重要性を教えてくれました。
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