「おソバはあまり好きじゃない」
母が施設に入所した後に、散歩したりコーヒーを飲んだことをとても喜んでいた様子を、最近は記しています。
家で世話をしていた時には、そこまで喜ぶことはなかったので意外に思った記憶があります。
ところで逆に、母があまり好まなかったものもありました。
それはソバでした。
ある日、いつものように夕方に面会に行くと、昼食にソバが出て「あまりおいしく無かった」と母は言っていました。
聞いてみると、高齢者が喉に詰まらせないようにという配慮か、短く刻んであったそうです。
そこに汁をかけてスプーンで掬って食べたとのことでした。
そういう食べ方をしたこともあって、母に言わせると「なおさらおいしくなかった」ということでした。
ただ、改めて訊いてみると「もともと、おソバはあまり好きじゃない」とも言っていました。
思い起こすと、母と叔母と一緒に旅行に出かけた際に、帰りのお昼にソバを食べたことがよくありました。
母にとっては昼食にソバというのはあまり良い選択ではなかったのかもしれません。
当時の母は「おソバはあまり好きじゃない」とは口にしなかったですから知りませんでしたが、嬉しくはなかっただろうと思います。
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