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2022年3月29日 (火)

イヤな思いはさせたくない

前回は胃カメラの検査をせずに母を退院させたことを記しました。

2015年11月の入院当時、母は88歳の誕生日の直前で、もし胃がんでも見つかると却って厄介なことになるという思いが私にはありました。

例えば胃がんと診断されて手術が必要と言われた場合に、母が手術に同意するかどうか。

同時に精神的なショックで体調不良を起こしたらつまらない、という考えが私にはありました。

それまで母は年齢の割に元気で食欲旺盛でしたので、楽しみとしての食事ができなくなることは極力避けたいと思いました。

また、ここまで長生きしてきて今更辛い検査は必要ないのではないかとも考えていました。

母はこの後4年ほど生きましたが、私はこの後もそのような思いを持ち続けていました。

つまり、何らかの体調不良があっても、母が嫌な思いをしてまで生き永らえるのはどうかということです。

こういうことを母と話したことはありませんが、母も同じような考えだっただろうと感じています。

母の通院に付き添うようになってからは、医師や看護師の説明を私が聞くことが多くなりました。

そしてこの頃からは、母の身体に関することはほとんど私が決めていたように思います。

出来るだけ長生きして欲しいけれども「イヤな思いはさせたくない」、そのことを一番優先して決めていたつもりです。

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