「広いけど遠いところだな」
大きな地震をきっかけとして以前住んでいた家について考えていると、いろいろと思い出したことがありました。
結局50年近く住んでいましたが、建て始めたのは私がまだ小学生の頃でした。
建築中には時々、母と一緒に大工さんへのおやつを持って建築現場を訪れたことを覚えています。
また、建築前に地鎮祭を出たこともうっすらと記憶しているように思います。
その建築現場は、当時住んでいた場所からは歩いて5分くらいの距離のところでした。
それでも小学生にとっては「広いけど遠いところだな」と、思ったものでした。
確か建築後一年経過した頃だったと思いますが、ある日羽アリが大量に飛び交って驚いたことがあります。
それでも50年近くその家に住むことができて、数々の思い出はその家とともにあるといってもいいでしょう。
また、子供たちの成長とともに二階にそれぞれの個室を建て増してもらうなど、両親には感謝しています。
ただ、もともと一階は日当たりが良くなく、洗濯物を干すために母は毎日階段で二階に行っていました。
そして、いつからか一階に洗濯物用の乾燥機を備えて、母は二階には上がらなくなりました。
母の高齢化と日当たりの問題で、地震が無くても自宅の建て替えを考えざるを得ない時期が来ているのは確かでした。
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