椅子の転落から人生が動く
2018年3月23日の午後3時頃、ウチの居間で母が椅子から転げ落ちました。
隣室にいた私は床に座っていた母の両脇に手を入れて身体を持ち上げて、椅子に座りなおさせてあげました。
確かその時の母は照れ笑いをしていましたが、後になって「かなり痛かった」と言っていました。
私は内心『骨折しているんじゃないか?』と思いながらも平静を装っていました。
それは大事ではないことを望んでいましたし、母の性格からしてもおそらく病院には行かないだろうと思ったからでした。
その2時間後の午後5時頃には母が「トイレに行きたい」と言いましたが、どうも動けなさそうでした。
そのため、母を椅子に座らせたまま私がトイレに連れて行き、トイレの中以外は全介助という感じになりました。
『翌日の様子を見てからだな』と私は思っていましたが、その後数日は少しづつ良化している様子に見えました。
この日から今日で4年になりますが、短かったようにも長かったようにも感じます。
ただ、このころ母の体調は悪くなく持病の状態も安定していたので『骨折しなければ、まだ生きていたのではないか』と思うこともあります。
母が生きていれば現在94歳ですから、正直なところどうかと思いますが、可能性はあったでしょう。
いずれにしても、この時の椅子からの転落が母の人生はもちろんのこと、私の人生も動かすことになりました。
« 「帰りたい」 | トップページ | 「これは何ですか?」 »
コメント