「今度は大丈夫だ」
今日20日は母の命日、早いもので母が亡くなった日から2年と2カ月が経過しました。
母が90歳で脚を骨折して入院し、その後施設に入って亡くなるまではおよそ1年8カ月ほどでした。
いつの間にか、私が病院と施設に毎日のように通っていた時間よりも、その後の時間の方が長くなってしまいました。
段々と記憶も朧げになっていく中で、母は本当に楽しく第二の人生を過ごしてくれたと思います。
このところこのブログでは、母のように介護される人の精神状態を大事にすることの大切さを記しています。
母も骨折で入院した時はかなり落ち込んでいました。
そのためか体調も崩してしまい、退院したものの意識不明で再び入院することになりました。
しかしながら二度目の入院で意識が回復した後、母は何かが吹っ切れたように元気で陽気になりました。
するとリハビリにもやる気が出てきて、歩行器を使って歩けるまでに回復しました。
今でも良く覚えているのは、面会で母のベッドを覗いたときに母が寝たままの姿勢で腕の屈伸運動をしていたことです。
確か意識を回復してからそれほど時間が経過していない頃で、リハビリを始めてからもまだ間もない頃のことだったと思います。
笑顔で運動をしていた母を見て私は、「今度は大丈夫だ」と確信したのを覚えています。
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