「シクラメン、また咲いた」
母は80歳頃まで一人で病院に行ったり、書道を習いに行っていました。
そして、そういった用事で出かけたついでに花の苗を買ったり貰ったりして玄関先で育てていました。
あるとき、母が玄関の辺りにいた私に「シクラメン、また咲いた」と喜んで教えてくれました。
その頃の私は、残念ながら花のことは全く興味がなかったので、その言葉にはピンと来ませんでした。
その後、80代後半になった母はほとんど家から出なくなり、私が植物の世話をするようになりました。
植物の知識がほとんど無かった私でも、しばらく続けていると花のことが少しは分かるようになってきました。
概ね、世話をし過ぎるのは良くなく、特に鉢植えでは水の遣り過ぎで失敗することが多いということを実感しました。
もちろん花の種類にもよりますが植物は意外に強く、何もしないで放っておくくらいの方が上手くいくように感じました。
そしてシクラメンも扱いましたが、母が「シクラメン、また咲いた」と喜んでいた理由が分かったように思いました。
シクラメンは冬から春にかけて咲きますが、花が終わった後の姿、特に夏の間は完全に枯れてしまったように見えました。
それが時期が来ると、葉が出て花が咲き始めます。
シクラメンは多年草ですから当たり前なのですが、夏の姿で諦めていた私は花が咲いたのを見て母と同じように感動の声を上げました。
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